みなさんどうもこんにちは!
きです!
最近ネットで買い物しましたか?
今は良いモノがネットで安く買えて早いと翌日には届くとても便利な時代ですよね。
ということで今回は2024年公開の映画『ラストマイル』の感想を綴っていきたいと思います!
今回のき的評価は3.5点!
まぁおもしろかったです。
キャストなど
キャスト
| ラストマイル | アンナチュラル | MIU404 |
|---|---|---|
| 満島ひかり | 石原さとみ | 綾野剛 |
| 岡田将生 | 井浦新 | 星野源 |
| 阿部サダヲ | 窪田正孝 | 橋本じゅん |
| ディーン・フジオカ | 市川実日子 | 前田旺志郎 |
| 火野正平 | 竜星涼 | 金井勇太 |
| 宇野祥平 | 飯尾和樹 | 長岡卓也 |
| 安藤玉恵 | 吉田ウーロン太 | 麻生久美子 |
| 丸山智己 | 薬師丸ひろ子 | |
| 大倉孝二 | 松重豊 | |
| 酒向芳 |
監督 脚本
塚原あゆ子 野木亜紀子
上映時間 ジャンル
128分 サスペンス
出演者豪華すぎっっっ!!
まだ観てない人へのおすすめポイント
今作はなんと言っても出演者がとても豪華です。
それだけでも見ていて楽しいです。
言うまでもないですが『MIU404』『アンナチュラル』が好きだった方は楽しめると思います。
ちなみにドラマ2作品を見てなくても全く問題ありません。
ドラマを見ていたら少し楽しみが増すくらいです。
扱ってるテーマが深いのでその点でもおすすめしたい作品です。
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それではここからネタバレありの感想を綴っていきたいと思います。
映画ご視聴前の方はネタバレにつきご注意下さい。
ネタバレ感想
これ以降ネタバレを含みます

豪華なキャスト陣
今作の最大の見どころと言ってもいいでしょう。
出演者がとにかく豪華。
主役の人たちが勢揃い。
こういうのワクワクしますよね!
オラ、ワクワクすっぞ!です。
『アンナチュラル』『MIU404』と同じ世界が舞台ということで、それぞれのドラマの登場人物がふんだんに登場してましたね。
ドラマ視聴者にはとてもうれしい演出です。
主役だけでなく名脇役の方達もたっぷり登場してました。
ドラマでおなじみの『MIU404』伊吹“きゅるっとした”や、『アンナチュラル』中堂“クソ禁止”など、ファンには嬉しいシーンもたくさん盛り込まれてました。
もういっそ出演者全員で“焼き鳥四目並べ”するだけとかでも十分おもしろいんじゃないか、ていうかそれを見せてくれって感じでした。
ラストワンマイル問題
映画のタイトルにもなっている今作の最大のテーマ。
インターネット市場は拡大し続け多くの企業が競争に参入し、少しでも顧客満足度を上げるため1日でも早く顧客に商品を届けようとするショッピングサイト。
その一方で配送現場は人手不足で過重労働が横行し、従業員は疲弊し体調を崩し場合によっては過労死が起きてしまう…。
大手企業に依存した配送会社は大手からの命令に逆らえず、対価を下げられても文句一つ言えず無茶な要求も呑むしかない。
ただでさえ人口は減り続け少子高齢化社会の中、賃金の低さや劣悪な労働環境から成り手の減少は歯止めが効かず。
それなのに荷物はどんどん増えていく。
大手ショッピングサイトも売れ売れと従業員に数字を求め、肉体的にも精神的にもボロボロになっていく…。
そんな物流業界の問題をテーマにした映画でした。
今はとても便利な時代です。
欲しいものはボタン一つで購入できて早いと翌日には届きます。
良いものも大手ショッピングサイトだと割安で手に入ることも珍しくありません。
そういった安さ早さの裏で誰かが犠牲になってるのかもしれません。
映画に出てきたマジックワード“カスタマーセントリック”。
エレナが言ってました。
「配送会社を叩いて叩いて配送料を少しでも安くすればその分商品を安くできお客様のためになる」
商品が少しでも安くなるのはお客様の満足度向上に繋がるかもしれませんが、その代償を“自社”ではなく“配送会社”が負うのはおかしいでしょう。
少しでも安くしたいなら“自分たちの企業の中でできる対策”をすべきです。
供給過多のロッカーでも売って商品を1円でも安くすればいい。
配送会社に不当な価格を要求して商品価格を下げるのは、そんなものはもうジャ〇アンです。
ぼえぇぇ~です。
「メディカル商品を止めないのは止めると新しい購入先を探す手間がかかる、でもそんなの誰もやりたくない、お客様の欲望のために販売を続ける。ほら、カスタマーセントリック(すべてはお客様のために)」
そうかもしれませんが配送できそうにないから止めると言ってるわけで、配送できない商品を売り続けても商品がお客様に届かず“お客様のため”にならないでしょう。
カスタマーセントリックと言うのであれば“確実に配送できる環境を整えた上で販売する”のがカスタマーセントリックだと思います。
なんとかバイク便をフル活用して凌いだようでしたけど、バイク便も人員が限られているわけで、そこで無理をするとまた“バイク便での過重労働”といった負の連鎖が始まってしまいます。
マジックワードがどうとか言って結局はエレナも「すべては自分たちのために」です。
安いに越したことはないですが適正な価格であることが大前提です。
適正でなければどこかで誰かが必ずその代償を払わなければならない。
そうやって手に入れた商品で幸せを感じている裏で、身近な人が、自分の大切な人が、その代償を払っていたとしたら…。
次に飛び降りるのは私たちの大切な人かもしれません。
私たちに何かできることはないのか。
そういったことを考えさせてくれる、とても良いテーマの映画でした。
正常性バイアス
怖いですね。
正常性バイアス。
作中、爆発事件が起こっていると報道されているのに、届いた商品を平気で開ける人たちのシーンがありました。
「爆発しないよね?」
「しないでしょ(笑)」
するかもしんないじゃぁぁぁぁぁああああああん!!!!!
自分は大丈夫、まさか自分のもとに爆弾が届くわけない。
そう思ってしまうんでしょうね。
中には幼い子供がいる家庭もありました。
人生何が起こるかわかりません。
“万が一”を考えるのは大事です。
配送親子
火野正平さん、宇野祥さん演じる、羊急便の委託ドライバー親子。
この親子が羊急便の集配センターで作業しているとき、大量の荷物を積んだカートが高い段差から落ちそうになり、息子が慌てて抑えた衝撃で上の荷物がこぼれ落ちます。
その中には爆弾が入ってて息子のすぐそばで爆発する、というシーンがあったと思うんですが。
あれ、なんで息子は無事だったんですかね?
他の爆弾はかなりの威力だったと思うんですが。
すぐそばで爆発したのにピンピンしてました。
不具合の爆弾は筧まりかが自分で使ってたし。
これ、なんでかわかりますか?
私が思うに、考えられる可能性は二つなんですよねぇ…。
息子は実はワンパンマン、若しくはアンパンマンだったからです。
髪型がその証拠です。(違うから)
鋼のメンタル、コウ
過酷な労働環境で追い詰められた佑の何代か後の後任コウ。
佑が何年でやられたのかはわかりませんが、2年いるコウは仕事を「楽しい」と言っていました。
あのエレナですら、階級は違えど休職に追い込まれたというのに。
コウ「前職は悪いとこを煮詰めたような会社だった、それに比べたらここは天国、こう見えて楽しんでる」
とんでもない奴ですコウは。
顔面の美しさもとんでもないのにメンタルまで鋼。
私なんかシャボン玉メンタルなのに…
顔面はほとんど同じなんですけどねぇ(そんなわけあるか)
前職での経験があったからこそあそこが天国に思えたんですね。
あそこが天国って前職どんだけぇぇぇぇって感じですけど。
そういう企業はいくらでもあるんでしょうね。
ああやって過去の経験がいつかどこかで役に立つんですね。
無駄なことなんて無いのかもしれません。
考察

舟渡エレナ
満島ひかりさん演じる舟渡エレナ。
“ザ・キャリアウーマン”って感じのバリバリの人でした。
途中までエレナが犯人のような演出がありましたが、これはミスリードでした。
物語の途中、エレナが一人で事務所に残って誰かと会話するシーンがありました。
「死んだ人はかわいそうだけど毎日人は死んでるし、騒いでて笑える」
「大丈夫、私はやれる」
「ねぇ、私はどっちだと思う?」
一見犯行についての会話に思えますが、これは恐らく“センター長として私はやっていける”という趣旨の会話でしょう。
会話の相手はおそらくサラ。
物語の最後でサラに
「あなた日本語喋れるのに私の相談を“聞いてるフリしてるとき”しか日本語使わない」
と言ってたことからもサラだと推測できます。
そしてこの会話の時点で犯人の筧まりかは死んでたことも後にわかります。
エレナが最後にサラに言い放った
「爆弾はまだある」
ですが、これは恐らく
“デリファスという会社の体質が変わらない限り次なる筧まりかが現れる”
といった趣旨。
若しくは物語の途中でエレナが「私が犯人ならこうする」と言ってたように、
“「爆弾はまだある」と発言することで次なる筧まりかを生み出させないために、会社に神経を張り詰めさせておく”
といった趣旨の発言ではないかと推測します。
エレナは4年前筧まりかに聞いたことを一応本社に報告していました。
でも会社は放置した。
そしてブラックフライデー直前に受けた爆弾予告のメールも無視した。
でも最悪の事態に備えて休職していたエレナをセンター長として送り込んだ。
何かあったら全てエレナの責任にできるように。
元々休職していた人間、いなくなっても困らない。
再出発と気合を入れて頑張っていたエレナも、結局は会社に利用された、“使われた”だけだったんですね。
ロッカーの意味
物語のカギとなる重要な要素であるロッカーに書かれた謎の文字
“2.7m/s、70㎏、→0”
これはコウの何代か前の前任者である山崎佑が書いたものでした。
そして物語の後半でベルトコンベアの速度と重量制限のことだとわかりました。
“0”を見たコウが「ゼロ?」と言ってましたが、私は稼働率の円のグラフ?と思ったんですが。
どうなんでしょう。
“秒速2.7メートル、重量制限70㎏を守ることで稼働率100%の円ができる”
“なんとしてもこれを達成しないといけない”とおかしくなってたのかなと。
ところが佑は過重労働で肉体的にも精神的にも限界が来てしまった。
これまで会社のためと必死に働いてきたけどビッグセールを前に全て壊してしまおうと思ったんですかね。
自分の体でベルトコンベアを止めることで。
命を懸けてベルトコンベアに落下した山崎でしたが、当時の上司“五十嵐(ディーン・フジオカさん)”によってあっさりどかされ、何事もなかったかのようにベルトコンベアは再稼働してしまった。
五十嵐にとっては山崎の生死などどうでもよく売り上げだけが全てだった。
ベルトコンベアの稼働が最優先。
再稼働を確認してから救急車を呼んだ。
それを目の当たりにした山崎は朦朧とする意識の中で
「馬鹿なことをした」
とつぶやいていたと、久部(窪田正孝さん)が言ってましたね。
しんど…
筧まりか
今作の犯人、筧まりか。
彼女は悲しき犯罪者でした。
薬師丸ひろ子さん演じる弁護士の話の中で
「山崎佑さんが飛び降りたのは恋人とのトラブルが原因」
という話を佑の父が聞いたようだと言ってました。
どうせ五十嵐が佑の父に言ったんでしょう。
裕父は筧まりかの話に耳を貸さず、“筧まりかのせいで息子は飛び降りた”という話を信じたようでした。
なんでかなぁ。
筧まりかは“佑が飛び降りた原因を知りたい”と、アメリカまでエレナを訪ねますが事態は変わらず。
佑が壊れていく姿を一番近くで見ていた筧まりかは佑が飛び降りた原因を自分のせいにされ、結婚を控えた佑は植物状態になってしまった。
しんど…。
そのあとの彼女の原動力は復讐だけだったのでしょうね。
デリファスも商品を買う人も、全てを憎んだんでしょう。
こんな世の中で生きる意味はない、地獄へ道連れだ、って感じだったんですかね。
だからと言って関係ない人たちを爆破していい理由にはなりません。
ただ、悲しいですねぇ。
石原さとみさん演じる三澄ミコトが、遺体を解剖したとき言ってましたね。
「生きたまま顔の正面から爆発を受けてる」
って。
とてつもない激痛だったでしょう。
息を吸えば肺は燃え尽きたでしょう。
最後の最後に最大の痛みを感じながら死んでいった。
もしかしたら彼女なりのせめてもの償いだったのかもしれません。
なんの償いにもなりませんが…ハンパない覚悟です。
ミコトは「そんな根性ならない方がいい」と言ってました。
全くもってその通りだと思います。
そんなものあっちゃダメです。
そんなとてつもない覚悟、未来に使ってほしかったです。
佑がもし目を覚ましたら絶望しかないですよ。
“婚約者は自分のために世界を憎んで爆弾魔になり人々を爆破し自らも吹っ飛んだ”
なんて知ったら。
きっと目覚めたことを後悔するでしょう。
次こそは確実に死のうとするかもしれません。
事件こそ解決したけど全く持ってハッピーエンドじゃありません。
映画を見終わったとき「あぁよかったよかった」とは思えませんでした。
めっちゃバッドエンドです。
ただ一時的ではありますが、佑が止めたかった稼働率はゼロになり、配送会社もストライキで条件を改善できたので、少しは良い面もありました。
行動を起こしたエレナも結局解雇されてしまったので会社がまた前の体質に戻らないといいんですが…。
まとめ
映画は“まぁおもしろい”くらいでしたがテーマはすごく良かったと思いました。
何たら賞をいろいろとる訳ですね。
とても深い作品でした。
何かできることを少しずつでも実践していきたいですね。
とりあえずは再配達にならないよう一層気を付けたいと思います。
最後まで見ていただきありがとうございます^^
それではまた!


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