【ネタバレ】映画『ヴェスパー』外はカチカチ、中はネッチョリ【考察】

色褪せた山

みなさんどうもこんにちは!
きです!

今回は2022年公開の映画『ヴェスパー』の感想を綴っていきたいと思います!

今回のき的評価は4点!
おもしかったです!

目次

キャストなど

キャスト
 ラフィエラ・チャップマン
 エディ・マーサン
 ロージー・マキューアン
 リチャード・ブレイク

監督
 クリスティーナ・ブオジーテ
 ブルーノ・サンペル

脚本
 ブルーノ・サンペル
 クリスティーナ・ブオジーテ
 ブライアン・クラーク

上映時間
 114分

ジャンル
 ダークファンタジーSF



まだ見てない人へのおすすめポイント

今作は近未来の荒廃した地球を舞台に、過酷な世界を生き抜く少女の物語です。
架空の世界を舞台にしているため、現実世界にはない要素が多々出てきてきます。
が、どれもリアリティがあり現実離れしているといった印象は感じませんでした。

また、今作は独特な世界観が魅力でとても幻想的で美しいです。
全体的に静かで暗い雰囲気ですが、美しく引き込まれる世界観です。
SFならではの非現実的な世界観が好きな方にはおすすめできる作品でした。


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それではここからネタバレを含みます。
映画ご視聴前の方はネタバレにつきご注意下さい。

ネタバレ感想
これ以降ネタバレを含みます















助けたカメリアも父のエリアスも実は逃亡中の身で、エリアスはヨナスに殺されてしまう。
シタデル兵によってヴェスパーの父は殺され、カメリアも捕まってしまう。
一人になったヴェスパーだったが、遺伝子研究によりタネの封印を解くことに成功し、タネを空から撒いて終わるというラストでしたね。
以下ネタバレを含む感想になります。

すごいドローン

ヴェスパーとずっと一緒に行動していた相棒のドローン。
見た目は昭和のちっこいテレビが丸みをおびたようなシルエット。
殺風景な見た目なんで正面にヴェスパーが描いたであろう顔があり愛着が沸きます。
人との関りが少ない状況で物と二人(?)きりになることが多いと顔を描きたくなるんでしょうね。
『キャスト・アウェイ』の“ウィルソン”みたいな。


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ドローンは“家で寝たきりの父”とリンクしてました。
父は寝たきり状態で動けないけど、リンクしたドローンと視界が共有されており、ドローンが見た景色を寝たきりの父も見ることができる。

ドローンはフワフワ浮いてどこでも飛んでいけるし、意識も繋がっててドローンを通じて会話もできる。

すごすぎます。
欲しい…。
一体どういう仕組みなんでしょうね。

さらにすごいのが、ドローンの視界と寝たきりの父の視界が同時に存在してるみたいでした。

ヴェスパーが森で“カメリア”を拾ってきた翌日、カメリアの父を探しに再度森へ行くヴェスパーとドローン。

家にはカメリアと寝たきりの父がいるんですけど、ヴェスパーと行動してるドローンが

「彼女が起きた」

と教えてくれます。
ということは、家で寝たきりの父の視界と、森にいるドローンの視界が同時に両方存在してます。

同時に二つ視界があるってすごすぎません?
右を見てるときに左も見てるみたいな。

そんな超高性能ドローンですが、映画の途中で“叔父のヨナス”に捕まってしまい中をほじくり回されてしまいます。

中がねぇ、すごいんですよ。











ネッチョリしてます(笑)



ネチョネチョ。
外はカチカチ、中はネッチョリです。

機械チックかと思いきや、内臓チックなんです。

「故障してるから修理してやる」とドローンに手を突っ込んでほじくり回すヨナス。
なかなかグロテスクな画。

中から出した手には内臓チックな粘膜がネッチョリついてもう手はネッチョネチョ。

ヨナス改めネチョナスです。

再度手をネッチョリドローンにねじ込んでネチョネチョほじくり回すネチョナス。

ネチョネチョネチョネチョやって、
おもむろに何かを









ぶちぃぃぃっっっっっ!!!


と引きちぎるネチョナス。






「ほら、直ったぞ」











いやそのウソは無理あるよ?



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ヴェスパー

今作の主人公ヴェスパーちゃん。

過酷な世界を懸命に生きるヴェスパー。
見ていて応援したくなる少女です。

ヴェスパーはまだ13歳ですが寝たきりの父を介護しています。
ヤングケアラーってやつですね。

食べ物もろくにない生活を送っており、毎日森やネチョネチョの沼に食べられる物を探しに行きます。

食べ物と言っても沼の中の変な植物や虫です。
家の引き出しには生きたミミズをストックしており、貴重な栄養源として食べています。

唯一の親戚である叔父ヨナスは冷酷な人間。

他に頼れる人は誰もおらずとても過酷な環境で生活しています。

そんなヴェスパーですが、なんと天才でした。

独学で遺伝子研究の知識を身につけ独自の植物も開発してます。
開発した植物はどれもとても綺麗です。

パパはずっと

「研究なんて無駄だ」

と言ってましたが、それでも懸命に必死に研究を続けていました。
いつか研究が認められてシタデルで働けるように。

その努力がついに報われます。
シタデルで働くくらいじゃ収まらないような功績を残します。

遺伝子研究によって“これまで一回しか収穫できなかったタネの封印を解くことに成功する”のです。

これでタネから何度も作物を収穫できるようになり飢える心配がなくなる。

タネの封印を解くことに成功したヴェスパーは物語の最後、ピルグリムが建てたタワーの頂上から封印を解いたタネを撒きます。

上り始めた朝日を背景に、風に乗ってふわふわ舞うタネ。

そこで物語は終わります。

きっとタネは空を舞いやがて地面に落ち、時間と共に芽を出し作物を実らせたでしょう。
何度も収穫できる作物を。

誰に教わるわけでもなく始めた研究。
無駄だと言われても諦めず、ヴェスパーが1人で必死に努力して続けた研究が世界を救う。
いい話ですね。

努力が報われる最後で良かったです。

ネバタレ考察

今作は世界観が独特で、作中で詳細について語られなかった部分が結構ありました。
謎が多い部分について、私のネチョネチョの脳ミソをフル回転させて考察してみました。
結論から言うと、ほとんどのことはさっぱりわかりませんでした。

新暗黒時代

富裕層は“城塞都市(シタデル)”に移り住み、残りの者は荒れた大地で貧しい暮らし。
生き延びるためにシタデルから得たタネを育てた。
だがタネは一度しか収穫できないよう遺伝子操作されていた──









なんで?


これはシタデルが貧困層から搾取するためわざとそうしたのか。
それとも過去の遺伝子研究の結果そうなってしまったのか。

“知能ジャグ(次の項目で考察してます)”を造った“エリアス(カメリアの父)”は別のシタデルへの逃亡に当たって“タネの封印を解く”ということを交渉材料にしていた可能性がある、と語られていました。

したがって、シタデルがわざとそうしたのではなく過去の遺伝子研究の結果そうなってしまったんだと考えられます。

恐らくシタデルでも一度しか収穫できないタネを育てているのでしょう。

生態系の破壊を阻止するための研究がとどめを刺してしまうなんて、皮肉な話です。
映画はこういう皮肉な展開が多いですね。

ジャグ

今作では“ジャグ”と呼ばれる人造人間が登場します。
これは富裕層が住む都市“シタデル”で造ることができるということでした。

物語の進行によりカメリアもジャグであることが判明します。
しかもカメリアは“知能ジャグ”と呼ばれる知能を持ったジャグであり、知能ジャグを造ることは重罪になるということも語られていました。

ということは通常のジャグはそれほど高い知能は持ってないということなのでしょう。

また“ジャグは命令に逆らえない”ということもわかります。
シタデルでは命令に従順で知能もそれほど高くない人造人間を造ることができるため、人間の労働力を必要としていない。

これじゃ貧困層はますます貧困に陥ります。

また、カメリアとヴェスパーの会話の中で、カメリアが「シタデルではどんな生物も造れる」と言ってました。

遺伝子研究ってのはすごいもんなんですね。
なんでも造れる。
まさに神ですね。
人間は神になろうとして失敗した。
その末路がヴェスパーの世界なのでしょうかね。

カメリア

カメリアは上で記載しているとおり、知能ジャグでした。
通常のジャグとは違い知能がある、ということなのですが、このカメリアが作中“キスで人を眠らせる”という謎の能力を使います。

この謎の能力について詳細に語られませんでした。
これは一体どういうことなのか…。








どういうことなんですか?



さっぱりわかりません。
キスすることでカメリアの中のフェロモンかウイルス的な何かがイイ感じに反応して、人を眠らせる物質を分泌するように造られてるんですかね。

もともとカメリアは遺伝子研究者のエリアスが造ったものでした。
知能ジャグの製造は重罪ということでしたので、誰にも知らせずこっそり造ったのでしょう。

となると自分だけのために造ったことになります。

なのでエリアスが「美女のキッスで眠りたい」という願望をオプションとして備え付けたのかもしれません。

なんてやらしいじいさんなんだまったく。

カメリアが言ってました。

「エリアスが眠るときは体を温めてあげた。願えばなんでもしてあげた

と。












それは一体どういう意味ですか?









まったく。
エリアスってやつは…。









なんで死んだんだまったく。

ピルグリム

作中“ピルグリム(放浪者)”と呼ばれる、ガラクタを集めて徘徊する人達が登場します。
これも謎でした。

ただガラクタを集めて徘徊するだけの人達。

なんでそんなことするのか、その理由が語られることはありませんでした。

ヴェスパーの母もある日突然声が出なくなり、2日後に失踪してピルグリムになったと言ってました。

ウイルスがピルグリムにしてしまうという説があるとヴェスパーが言ってましたが、真相は不明です。

ただ、物語の最後にピルグリムの集落みたいな場所に行きます。
そこには“集めたガラクタで建てたでっかいタワー”がそびえ立っていました。

集落にやってきたヴェスパー達を、ピルグリムは何もせず見つめていました。
そしてヴェスパーがタワーを勝手に上り始めても誰も止めませんでした。

全くもって謎。
ただ、ピルグリムはみんな同じ格好をしていました。
頭の先から足の先まで真っ黒の布を被り、頭には真っ黒のベビーカーの屋根みたいなカバーをつけてました。

あれも作ってるんでしょうねぇ。
ピルグリムの制服なのでしょう。

「あのぉ…今日からピルグリムになりたいんですけど…」

て人が現れたらあれを支給されます。
スッて。
あの人たち喋らないんで。
スッて。

「あのぉ…私ピンクが好きなんですけど、ピンクないですか…?」

なんて言おうもんなら、もう。

もうね。

とんでもないことになります。

もう、ね。

それはもう、もう。

ね。

廃墟の実験室のミイラ

ヴェスパーは人が住んでない廃墟を実験室として使っていました。

真っ暗な廃墟には謎のとげとげ植物が壁一面びっしり生え、天井からは水が漏れじめじめして暗い場所。

部屋には謎のミイラがあり、ヴェスパーは寄り添うようにそっと手を乗せて話しかけていました。

もしかして家出したお母さん?

とも思ったのですが多分関係ないでしょう。

恐らくはもともとその部屋に住んでいた人。
亡くなってミイラになってしまった人だと思います。

ヴェスパーは友達もおらず、母も失踪してしまい、寝たきりの父と二人きりでずっと生活していました。

大人っぽいヴェスパーですが、実際は13歳の幼い少女です。
人恋しいと思ってもおかしくない年頃です。
たまには父以外の人とも触れ合いたいでしょう。
相手がミイラでも話相手が欲しかったんだと思います。

植物や虫にも優しく接する少女ですから、そこに居たミイラにも優しく接していたんでしょうね。

子供の血を欲するシタデル

ヨナスは子供の血をシタデルに売ってお金を稼いでました。
ヨナス自身シタデルがなぜ血を欲しているのかわかっていませんでした。













あの世界のヨナスにわからないことが私にわかるわけありません。







これはなんででしょうね。
カメリアが

「シタデルの人たちは永遠の命を求めて空虚な人生を送っている」

みたいなこと言ってたので何か関係ありそう。

若い血があれば永遠に生きられる方法を見つけたのか。
ジャグを造るのに必要なのか。
エリアスの血を舐めたヨナスがまずそうに
ぺっっっ!!
て吐き出してたので、血液に何か問題があって輸血が必要なのか。

なんなんでしょうねー。
ごめんなさいさっぱりわかりません。


ただ、ひとつだけわかることがあります。















エリアスの血はまずいっっっっ!!!!!!!





かぁぁぁぁぁぁっっっ!!!
まずいっっっっっ!!!
もう一杯っっっっっ!!!!!

まとめ

遺伝子研究の失敗によって荒廃してしまった世界。
いつか現実世界でも起きてしまうんですかねぇ。
そうならないことを願います。

最後まで見ていただきありがとうございます^^
それではまた!


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この記事を書いた人

映画が好きです。
生き物全般も好きです。
主に映画の感想を綴ってます。
現実逃避したいときは映画見まくります。

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