みなさんどうもこんにちは!
きです!
今回はホラー映画『みなに幸あれ』の考察です!
映画を観て
「マジ意味不明なんだけど、どういうこと?」
と思ったそこのあなた!
大丈夫です。
多分みんな思ってます。
今日はそんな悩みを抱えたあなたのために
私なりの考察を綴っていきます。
ちなみに
物語を頭から辿りながら
気になるとこやおかしなとこに
き的ボケやツッコミを入れていく
新感覚おふざけスタイルの感想も書いてます👇


[Blu-Ray]みなに幸あれ 古川琴音
考察を読む前に
最初にお伝えしておきたいのですが
この考察はあくまで私の考えであって
正解かどうかはわかりません。
そもそも考察について私が思うのは
考察は全てその人の妄想
だということ。
どれだけ根拠になりそうな材料を揃え
それっぽい理由を並べ
それっぽい事を言ったところで
作った人たちが「そうです」と言わない限り
全てはただの妄想です。
なので、ここに書いた私の考察も
ただの私の妄想です。
その点を念頭に置いて
お読みいただければと思います。
ネタバレ考察
これ以降ネタバレを含みます

結局どういうことだったの?
この映画は
味噌を摂取しないと生きていけない人類が
人体からしか獲れない味噌を作るべく
他人を家畜にして生きていく人々の世界
を描いた映画です。
まず、この世界の人たちは
味噌が無いと生きていけない人類です。
味噌人間達の世界です。
味噌が無いと死にます。
味噌が無いと目から血が流れ死にます。
これがホントの
『ミソジニー』です。
(たぶん違う)
もうこの時点で
「はぁ?何言ってんだ?」
って思ってるでしょ?
大丈夫です。
私が一番思ってます。
(お前は思うな)
話を戻します。
その命とも言える味噌を
他人を生贄にすることで補っていました。
古川琴音のじいちゃんばあちゃんの家では
変な中年が監禁されてました。
目と口を縫われ手足を拘束された中年。
なんでそんなことしてるのかというと
あの中年を生贄にして中年の体内で
味噌を作っていたからです。
他人を生贄にしてその体から味噌を作り
それを摂取して生きていく…。
味噌の生贄ならぬ
“味噌贄”
です。
事情を知らない琴音が
監禁された中年を助け出すシーンで
中年は腹部をケガしており
足元にはドス黒い味噌が入った容器が
落ちてました。
ばあちゃんは味噌を「自家製なの」と言い
中年が死んですぐ琴音家の味噌汁が薄くなり
「今日の味噌汁薄いな」と言う琴音父に
「だってもう採れないから」という琴音母。
どう考えても
中年のカラダで
味噌を発酵してたとしか
思えません。
そして味噌を切らしてすぐ
琴音の家族たちに異変が現れ
次々に体調を崩していきました。
どう考えても
味噌を切らすと死ぬとしか
思えません。
あの世界では味噌の生贄“味噌贄”がないと
みんな生きていけないので
ある程度の年になったら家族から
味噌贄の歴史を聞かされるのでしょう。
だから地元の人たちはみんな
味噌贄を知っていた。
琴音だけが知らされていなかったのは
琴音は映画の構成上
視聴者の立場になる必要があったからです。
あの世界ではみんな味噌贄がないと
生きていけないので
他人を味噌贄にすることは
当然犯罪ではありません。
そもそも警察がいるのかもよくわかりません。
そして味噌贄になった者は
その瞬間から人間ではなくなり
味噌を作るためのただの家畜と
見なされるのでしょう。
たぶん“味噌の摂取に関する法律”
通称“味噌法”があります。
あの家に縛り付けられてた中年も
人ではなく家畜として扱われていた。
だから逃げ出そうとしたら
当たり前のようにまた縛り
車で轢かれて助からないとわかったら
すぐ燃やした。
家畜を一生懸命助けることはないのと同じです。
利用できなくなったら
ただただ消費するだけ
お金がかかるだけの肉の塊。
だから殺す。
1年程前に読んだ動物福祉の本によると
乳牛を家畜として飼育する牧場では
産まれてくる仔牛がオスだったら即殺すことも
僅かながらあるみたいです。
家畜とはそういう世界です。
少しうろ覚えなので
間違ってたらごめんなさい。
いずれにしても、作中で琴音の婆ちゃんが
「食べられるために閉じ込められ
太らされ殺される」
と言ってたように
家畜がそういう世界に居るのは
紛れもない事実です。
そんな“家畜”や“犠牲”が
この映画のキーになってます。
現実世界でもよく聞きますよね。
「私たちの幸せは誰かの犠牲の上に成り立ってる」
みたいなセリフ。
大体は遠くの不幸や
一見すると自分とは何の関係も無い悲劇でも
回り回って自分に繋がっている、
私たちの幸せの裏にはそういう悲劇がある、
的な比喩表現であることが多いと思うんですが
この映画はそれを文字通り表現した世界
なんだと思います。
なんで人から味噌がとれるの?
味噌は通常、大豆と米麹と塩で
作られるそうです。
それなのになぜこの世界では
人間の体からしか作れないのか…
こんな味噌映画の
味噌設定の理由なんか
私にわかるわけありません。
脚本家か監督かその辺の
誰かに聞いて下さい。
…と、言いたいのが本音ですが
これは『結局どういうことだったの?』
で書いたとおり
生きるために必要な味噌を
味噌贄からしか取れない世界を描くことで
人々の幸せは家畜の犠牲の上に成り立っている
増えすぎた人口に対して食糧が不足しており
誰かが食料を口にして生きる一方で
誰かが食料を口にできずに死んでる
そういった人々や
食べられるために育てられる家畜の犠牲のおかげで
我々は生きている
限りある資源を奪い合って生きている
そんな現実世界について考えてほしい
といった深いメッセージが込められた映画…
だったんだと思います。
たぶん。
「幸せ?」はどういう意味だったの?
作中、度々登場した
「幸せ?」
というセリフ。
これは恐らく
誰か(家畜や食べられない人)の犠牲の上に
成り立ってる自分の命に対して
ちゃんと「幸せなこと」だと
感じて生きているか?
というメッセージだと思います。
そもそも“幸せ”という感覚は
“喜び”、“悲しみ”、“怒り”、“痛み”などと違い
感じ方が曖昧です。
“胸が痛くて涙が出るのが悲しみ”
といったような
共通して理解できる基準がありません。
恐らく人の数だけ感じ方も違います。
そんな曖昧な感覚である“幸せ”について
何度も「幸せ?」と問いかけてきたのは
他人の犠牲の上に
あなたの生が成り立ってるんだから
これ以上幸せなことなんて無いよね?
もちろんそれを理解して毎日過ごしてるよね?
まさかこの生活が当然だなんて思ってないよね?
といった
琴音を通して視聴者に向けられた
やはり制作側の尖ったメッセージ
なんじゃないかと思います。
この映画が伝えたかったことは?
ここまでをまとめると
この映画が伝えようとしていることは
人間の生贄のおかげで生きていける
人々の世界を描くことで
『あなたの幸せは他人や限られた資源の
犠牲の上に成り立ってる
そのことを日々胸に刻んで生きなさい
ぼーっと生きるのではなく
食べられる暮らしができるだけで
幸せだということを理解して生きなさい』
だと思います。
なんでばあちゃんは出産した?
わかりません。
私が教えてほしいです。
多分あの世界では
高齢者でも出産が可能なのでしょう。
しかも妊娠から出産まで
驚異的なスピードでした。
まるで早く出荷できるように
薬で強制的に急速に成長させられた
家畜のように…
そんな高齢者でも出産できるということが
あの世界では大変な負担に
なってるんじゃないかと思いました。
まず高齢者は若者みたいにバリバリ働けません。
でも高齢者も味噌がないと死にます。
高齢者も若者も等しく味噌が必要です。
そんな中、高齢者が出産できることは
少子高齢化社会で未婚率の上昇や
晩婚化が進む日本においては
一見イイことのように思えるのですが
たぶん違います。
子供が産まれるということは
その子を育てないといけない
ということです。
ということは、さらに味噌が必要になります。
味噌の奪い合いに、新たに一人加わる
ということです。
バリバリ働けないけど等しく味噌は必要で
さらに子供も産める。
驚異的な速度で。
カオスです。
そういった背景から
いっそう激しい味噌の奪い合いが
あの世界では起こっているのでしょう…。
映画の冒頭で都会を歩くどっかのばあちゃんが
「私たち年寄りのために
若い人が犠牲になってごめんね」
みたいなことを言ってたのは
そんな現状を同じ高齢者の立場から
憂いての発言だったのかな
と私は捉えました。
でも、そもそも味噌が無いと死ぬなら
味噌贄も味噌が必要な気がするんですが
それは一体どうなるんでしょう…
琴音の叔母はなんだったの?
あの人も琴音や軽トラと同じく
味噌世界に抗おうとした勇気ある人でした。
琴音と同じように
「人を味噌にするなんておかしい!」
と家を出て山にこもりました。
しかし抗ってみたものの
結局味噌なくして生きていくことはできない
と悟った叔母は、どっかの誰かを味噌にして
暮らしていたのでしょうね。
その証拠があの布に隠されてた
ミイラだと思います。
そしてあの世界で生きていくことに
疲れた叔母は、あの世界を「仮想現実」だと
思い込もうとしてるのか
ホントにそう思ってるのか
ホントに仮想現実なのかわかりませんが
仮想現実に終わりを告げるため
琴音に薪割りを手伝わせるフリして
斧をブッ刺してもらったのでしょう。
琴音はあの歳までどうやって生活してた?
琴音は今回田舎に里帰りして
そこで初めて味噌ワールドの現実を知りました。
でもそれまで琴音は
東京で一人暮らししてました。
その間どうやって味噌を入手してたの?
て感じですが
これはたぶん
実家から味噌の仕送りでも
してもらってたんでしょうね。
それを琴音は特に何も考えず
送られてきた味噌で
味噌汁か味噌煮込みうどんかサバ味噌か矢場とん
でも作って生きながらえていたんでしょう。
もしくは普通にスーパーとかで
売ってるのかもしれません。
工場とかで味噌贄を大量に用意して
作ってるのかもしれません…
まるで牧場の家畜のように…
軽トラはどうやって…
軽トラは味噌贄反対派でした。
軽トラ自身も
「代々(“味噌贄”が)居なかった
だから幸せになれない」
と発言してて
軽トラの親父も後半で亡くなりました。
恐らく味噌不足が原因でしょう。
他人を味噌贄にしないと
生きていけないあの世界で
「そんなのは間違ってる」
と堅い意志を貫いた
意外と熱い漢、軽トラ。
最後まで自分を曲げず
愛する琴音のため
自らを味噌贄として差し出した
漢の中の漢。
…でもどうやって
あの年まで生きてたんだ?
親父なんかもっと
長生きしてんじゃねぇか
琴音の弟や家族達が
ちょっと味噌切らしただけで
死にかけてたのに
意味不明すぎんだろぉが
なんで登場人物に名前がなかったの?
普通に観てたら意外と気付かなそうな
細かいところですが
登場人物全員、名前が登場しませんでした。
理由はわかりませんが
登場人物の名前が無いことで
没入感が増す気がするので
他人事と思うなよ
これは私たちお前たちの世界の話だぞ
という、やはり制作側の尖ったメッセージ
なのかもしれません。
琴音のじいばあや叔母のセリフが
やたら棒読みチックなとこも
不気味さを際立たせるための
演出なんだと思います。
まとめ
ボーっと見てたら
ただただ気持ち悪いクソ味噌映画ですが
よく見るとかなり深めのメッセージが
ブッ込まれてるという
じっくり寝かせて出来上がる
コクがあっておいしい味噌
みたいな映画でしたね^^
ちなみに
今作は監督ではありませんでしたが
清水崇監督の作品もなかなかに尖ってます。
『清水崇監督ワールドにもっと浸りたい!
もっと意味不明すぎて滅!』
を求めてるそんな清水崇ジャンキー…
いや、シミンキーなあなたには
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清水崇ワールドに浸ってきて下さい!
そしたら多分
「マジ意味不明すぎて滅!」
ってなるんでその時は
このブログにお帰り下さい^^
そしたらまた別の清水崇作品を
オススメするんでそこから
シミンキーループが始まります^^
滅^^
最後まで読んでいただき
ありがとうございました!
それではまた^^
ちなみに
物語を頭から辿りながら
気になるとこやおかしなとこに
き的ボケやツッコミを入れていく
新感覚おふざけスタイルの感想
も書いてますのでぜひ読んでみて下さい^^👇





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