【ネタバレ感想】『ザ・ウォッチャーズ』:この映画の最大の謎は“アレどうやって建てた?”に決定【考察】

山道

みなさんどうもこんにちは!
きです!

今回は2024年公開の映画
『ザ・ウォッチャーズ』
のネタバレ感想&ちょっと考察
を綴っていきたいと思います!

考察だけ見たい方は
目次から『ちょっと考察』へ
お進みください。

き的評価は3.5点でした!

目次

まだ観てない方へのおすすめポイント

今作は『サイン』でお馴染み
“M・ナイト・シャマラン”
監督が制作を務め、その娘さんである
“イシャナ・ナイト・シャマラン”さんが
脚本&監督を務めるという
シャマランづくしの作品です。

こらしゃまらん(たまらん)なぁ!!

はい。

『地図にない森で謎のガラス部屋に入って
 謎の“何か”に毎晩メッチャ見られる──』

そんなワクワクする世界観が大好きな人に
オススメの作品です。

あとシャマランづくしなので
シャマランファンにもオススメです。

グロもなくハラハラドキドキ感も
程よい加減です。


ザ・ウォッチャーズ スペシャル・プライス [Blu-ray]

それではここからネタバレを含みますので
映画ご視聴前の方はご注意下さい。

ネタバレ感想 
これ以降ネタバレを含みます

「そんなに長くない」…え?

主人公ミナはひょんなことから
謎の森の謎のハイテク小屋に
やってきたものの
出られなくなってしまいます。

ミナは先住者のキアナに

「どれくらいここにいるの?」

と聞くと、キアナは

「そんなに長くないけど…
 5か月くらいかな」







約半年が
「そんなに長くない」なら
もう一生そこに居ても
平気だね^^

感じ悪いダニエル

先住者の一人、ダニエル。
コイツがまた感じ悪かったですねぇー。


まず顔が悪そう。


そしてウォッチャーズに向かって


「さぁぁぁぁぁみなさんっっ!!
今宵はぁぁひいぃはぁぁぁぁぁぁっっっ!!!」


みたいにする感じとか
ヤな感じでしたねぇぇぇ。

ヤな奴。
ヤナヤツ・ダニエル。

一番長い、もはや長老的ポジションである
先住者マデリン婆ちゃんと険悪になった際は
マデリン婆ちゃんを縛り上げて
外に放置するという
極悪非道な行為に及ぶ
ヤナヤツ・ダニエル。

これ運良く助かってますけど
下手したらマデリン
やられてもおかしくなかったわけですからね。

もはや殺人ですよ。
悪いというかもう人殺し。
ヒトゴロシィ・ヤナヤツ・ダニエル。

この場に偶然居合わせたミナは
完全に被害者です。



地下で最後の夜を過ごすシーンで
ダンシングナイトを楽しむキアナに
突然重めの話をブッ込むダニエル。

それを聞いたキアナも


今イイ感じに盛り上がってきたとこなんだから重い話ブッ込んでくんじゃねぇよ


って顔してました。
たぶん。

そしてダニエルの話聞いてても
「ふーん」て感じで
全然感情移入できませんでした。

ヒトゴロシィですからねダニエルは。

すると、ここぞとばかりに
人妻キアナに抱き着くダニエル。

悪いっすねぇー。


そしたらヒトヅマ・キアナが言うんですよ。


「帰ったら一緒に住もうね」って。







それフラグなんよ

いつだって人間のせい

結局これですよね。
もういっつもそう。

今回も教授の
「ハーフリングを妻に成り代わらせたい」
という欲望が発端でしたね。

映画『禁じられた遊び』の
ナントカエッサイムと同じです。
この世を去った人はもう戻らない。


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ハーフリングを妻の姿に
成り代わらせたところで
“妻ではない”のに。
欲望が冷静さを失わせるんですね。

自分勝手な目的のために
あの鳥かご建設を企て
そのために近隣の町の人を
何人も犠牲にして。

捕まえたハーフリングには
「外に連れ出す」って約束したのに

「私は人間性を失った。
 私を待ってるクリーチャーに
 弾丸を打ち込んで私も死ぬ」

って…




なんで?笑





アンタが人間性を失ったことと
ハーフリングを撃つことは
関係無くない?笑



めちゃくちゃですよ教授は。

序盤、ペットショップで
“人間の森林伐採による生態系への
 影響を心配するニュース”
が流れてましたが
いつだって人間の身勝手な都合で
被害を受けるのは自然や動物です。

そういったメッセージも
込められてるのかもしれませんね。

今作最大の謎“アレ”建設問題

森の中に突如現れる、“アレ”こと
ドデカイ鳥かご。









コレどうやって建てたぁ?







近隣の町の身寄りの無い人
金に困ってる人を利用した
みたいに言ってたけど、
それにしてもかなり無理あるよねぇ?

夜になったら“進撃の巨人”みたいな見た目の
ウォッチャーズに襲われるんだから
夜までには引き上げないと全員死ぬよねぇ?

でも普通に森を出ようとしても出られないから
毎回あのちっこい手漕ぎボートで
帰るしかないよねぇ?

朝から森に入って作業して
日が暮れる前にあの“ちっこい手漕ぎボート”に
乗って出ていくのぉ?

そしたらみんな

「なんで毎回ボートで出ていくんだ?」
「なんでこの森普通に出られないんだ?」

って疑問に思うよねぇ?

下手したら気味悪くなって
辞める人でてくるよねぇ?


現場監督「日が暮れるから今日はこの辺で帰るぞ」
作業員「あと少しでキリいいんで、そこまでやりますわ!」

とかやってたら終了だよねぇ?

ちょっと残業しようとしただけなのに
人生早退しちゃうことになるよねぇ?

建設資材とかどうやって運びこむのかなぁ?

ミナが森に来たとき車も止まって
電子機器も使えなくなってたよねぇ?

そしたら建設するための資材やら
どうやって運んだのかなぁ?
素手で運んでたのかなぁ?



え?

ピラミッド?
ピラミッドですかぁ?

古代エジプトの謎の建設手法
取り入れたんですかぁ?



当時の人々があんなものどうやって作ったのか
未だによくわからない

っていう謎の建設手法でも
取り入れたんですかぁ?

ご丁寧にゴっっっっっツイ地下室まで
用意してあったけど、
そんなのどうやって
掘ったんですかぁ?

スコップ?
スコップで堀ったのかなぁ?

「1日13人で作業させて暗くなったら
 “外で飯食って来い”って言って
 自分はこっそり地下に隠れて
 悲鳴が収まるの待ってた」

みたいなこと教授言ってたけど

えぇ?

なにぃ?

じゃあ毎日13人死んでたのかなぁ?

毎日毎日毎日毎日13人死んでたのかなぁ?

毎日毎日建設資材をピラミッド方式で運んで

毎日毎日スコップでデカい穴掘って

毎日毎日13人死んでたのかなぁ?

無理だよねぇ?

どう考えても無理だよねぇ?

そんなに人集まる訳ないよねぇ?


そんなことしてたらあっという間に
人類滅ぶよねぇ?


そもそも毎日毎日13人が
仕事に出たっきり帰らなかったら
大騒動になるよねぇ?

FBIやらCIAやらSATやらSITやらMI6やらIMFやら
動き出すレベルだよねぇ?

イーサンがハントしに来る事案だよねぇ?


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…え?

そんなのは考えたらダメですよってぇ?

言い出したらキリが無いだろってぇ?







そうだよねとりあえずなんかまぁいい感じにアレして鳥かご出来上がったんだねぇ^^

ちょっと考察

↑もしもウォッチャーズが『愛の隠れ家』を見ていたら…

いたるところに散りばめられた“見られてる”要素

今作は“見られてる”ということが
大きなテーマになってるんですが
“見られてる”や“見てる”といった要素が
いろんなシーンで見受けられました。

まず序盤のミナが働くペットショップ。
カメレオンやヘビなどの動物が
カゴに入れられ展示されてるのですが
これは後にミナ達が置かれる状況と同じです。

そして気だるそうに
レジでタバコを吸うミナですが
彼女は作中スケッチするシーンが
よく出てきます。
ペットショップでもお客さんの女性を
“よく観察して”スケッチしています。

“インコのダーウィン”を連れて
街を出発するシーンでも
通り沿いの店の窓際に置かれた人形が
まるで“外のミナを見てるような構図”
になってたり
鳥かごの中に用意されてるDVDが
“12人の男女を監視する恋愛バラエティー”
だったり。

タイトル通り“見られてる”あるいは
“見てる”要素があらゆるところに
散りばめられてました。

ミナ

主人公ミナは昔から
あまりルールを守らない性格で
そのせいで幼い頃に母を亡くし
双子の姉ルーシーの顔にも傷を負わせ
そのことを未だに後悔してる姿が
描かれています。

ただその性格は
大人になってからも変わっておらず
禁煙の店内でタバコを吸ったり
鳥かごでのルールを破り
ウォッチャーズの穴に突撃したりと
自由奔放な様子が描かれてました。

また序盤では“ごっこ遊び”と称し
カツラをかぶって他人になりすまし
バーで男性と過ごす様子が描かれており
この時点で“他人に成り代わる”といった
ウォッチャーズの生態が
伏線となって描かれています。

他にも最初に映るペットショップの動物が
“カメレオン”であったり
姉からの留守電の伝言や
DVDの出演者のセリフをミナが真似したり
相棒のダーウィンが“オウム”であったり
幼いミナが母の発言を“オウム返し”で
からかったりといった形で
映画の核となる要素がいたるとこに
散りばめられています。



ちなみに
ミナが他人になりかわってバーに行く日は
母の15年目の命日でした。

自分のせいで母を亡くした後悔を
ずっと抱えているミナは
母の命日になると過去を思い出し
自分が嫌になり耐えられなくなるため
その日だけは“自分ではない誰か”になって
苦しみから逃れたかった…
かもしれませんね。

物語の最後
ミナはずっと会ってなかった姉ルーシーに会い
起こった出来事を話してました。

ルーシーに会いに行ったということは
ミナ自身あの出来事のおかげで
抱えてきた後悔を吹っ切ることが
できたんだと思われます。

ミナの右手首には“マデリンにつけられた傷”が
まだ残ってたので
(見方によっては病んだ妹の自傷痕にも見える)
ずっと自分を責めていたミナの口から出る
現実離れした話を
ルーシーがどこまで信じたかはわかりませんが
ミナが過去を乗り越え会いに来てくれたことを
喜んでたことは間違いないでしょう。

マデリン

物語の終盤でマデリンが実は
“ハーフリング(人間と妖精の子)”
であることが判明しました。

“マデリン”として鳥かごに入り
ウォッチャーズに毎晩監視されている
かと思いきや
マデリンが鳥かごの中の人間達を
“監視していた”んですね。


“深淵を覗いているとき
 深淵もまたこちらを
 覗いているのだ”
ってやつですね^^
(多分違う)


マデリンはどのウォッチャーズよりも
人間に一番近い特等席で
ずっと監視してたことになります。

ウォッチャーズでありながら
人間でもあるマデリンは
ダニエルやキアナ、ミナの
“醜い人間らしさ”をそばで目の当たりにし
人間というものをなんとなく
理解していったのでしょう。

ミナとマデリンが
ダニエルから締め出されたとき
ミナが自分の過去を打ち明ける様子を
隣で見ているマデリンの表情は
どこかミナに同情しているように見えました。

マデリンのハーフリングとしての名前は
『アインリクタン』。
意味は
“異形”
“デイウォーカー(昼間歩く者)”
“醜悪”
だと言ってました。

他のウォッチャーズとは違うアインリクタンは
仲間たちから差別を受けていたようでした。
仲間達から孤立し、信じた教授に裏切られ、
酷く人間を恨んでいましたが、
そんなアインリクタンを解放したのは
人間のミナでした。

ミナは
「自分の中にモンスターがいる
 半分は邪悪な存在だと感じる
 見知らぬ者に自分が変わる」
と自分の弱さや醜さを打ち明け、

「人間だってある意味ウォッチャーズと同じ、
 でもそれこそが人間らしさであり
 そういった人間らしさ、
 あなたもわかるでしょ?
 だってあなたも半分人間なんだもの」

と言ってました。

“異形”と差別されてきたマデリンは
自分が他とは違う理由を知り

「あなたはきっと一人じゃない
 仲間がいるはず」

とミナに言われたとき
ずっと近くで見てきたミナだったからこそ
人間をもう一度信じてみよう
と、思えたんじゃないでしょうか。

「“異形”“醜悪”なのはあなただけじゃない
 人間も同じ、見た目が違うだけで
 大して変わらない、だから私もあなたも
 同じなんだよ」

というメッセージが
マデリンに響いたんじゃないでしょうか。



「あなたが正しいと願う」
とマデリンが飛び去って行く場面は
良いシーンでしたね。

「仲間を見つけられただろうか」
と心配するミナ、そして今もミナを
どこかで“見ている”マデリン。

二人は種族を超えて
解り合えているように感じます。

かつて共存していた人間と妖精
また理解し合い共存する…
そんな世界になると良い
そんな映画でした。

まとめ


「怪しげな森に行くときは
 『愛の隠れ家』を忘れないようにね!」
というメッセージが
込められた映画でしたね^^

最後まで読んでいただき
ありがとうございます^^
それではまた!


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山道

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