【ネタバレあり感想】映画『サイン』「一生心の傷が残るとこだった…」

UFOの形の雲がある青空

みなさんどうもこんにちは!
きです!

10月に入り季節は段々と秋になってきてますね。
秋と言えば…なんだと思いますか?

そうっ!
SF映画の秋っ!!

ということで、今回は2002年公開のSF映画『サイン』の感想を綴っていきたいと思います!
もう結構昔の映画なんですけど、おもしろいものは何年経ってもおもしろんですねー。

今回のき的評価は5点!満点!
このブログ始めて初の満点!
おもしろかったです!

目次

あらすじ

ペンシルバニア州に住むグラハム親子のとうもろこし畑に、突如謎の“サイン”が現れる。
近所の悪ガキのいたずらだと思っていたグラハムだったが、テレビで他国のあらゆる場所で同様のサインが現れたというニュースを見て驚愕する。
果たして誰の仕業なのか、そしてサインが持つ意味とは…。

キャストなど

キャスト
 メル・ギブソン
 ホアキン・フェニックス
 ローリー・カルキン
 アビゲイル・ブレスリン

監督・脚本
 M・ナイト・シャマラン

上映時間
 106分

ジャンル
 SF 

モーガン役の子はマコーレー・カルキンにそっくりだなーと思ってたら、弟さんなんですね!


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まだ見ていない人へのき的おすすめポイント

宇宙人系映画が好きな方なら好きだと思います。
今作は宇宙人と戦争をおっぱじめる!とか、そういった“バリバリ宇宙人全開!”って感じではなく、徐々にその存在が明らかになっていく感じの映画です。
リアルな世界観がしっかりしてますので「非現実的なのはちょっと…」という方でも、ほとんど抵抗なく見られると思います。
宇宙人が残したサインに翻弄されながらも繰り広げられる家族ドラマ…。
とてもおもしろかったです。
これまでも過去に2回くらい見たことありましたが、今回かなり久々に見て、改めてこの映画のおもしろさに驚きました。
ぜひおすすめの映画です!


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それではこれ以降ネタバレありの感想を綴っていきたいと思います。
まだ映画をご覧になられていない方は、ネタバレにつきご注意下さい。

ネタバレ感想 ※これ以降ネタバレを含みます



















謎のサインは宇宙人の仕業で、仲間へ向けた地球侵略のためのサインだった。
やがてグラハム宅へ宇宙人👽が押し入ってくるも、ボーが宇宙人の弱点である水を家中あちこちに置いていたことや、モーガンが喘息の発作で呼吸困難となったことで毒ガス吸引を免れるなど、運命的な出来事が重なり、全員無事に窮地を乗り越える。
季節は冬になり、グラハムは再び牧師となったことがわかるシーンで幕を閉じる、といった内容でした。
以下、ネタバレありの感想になります。

おもしろい!

いやぁーおもしろかったです。
もう23年も前の映画なのに。
すっごく上手にまとまってるんですよ。なんかもう鮮やか。
キッレイにまとまってます。
見終わったときスッキリしますなんか。
そして見せ方がまたうまいですよね。
リアルだし、わざとらしくない。
じわじわ少しずつ明らかになっていく感じもよかったです。

子供達の演技もすごい。
あんなに小さい子供なのに、すごい演技力。
何事もプロに年齢なんて関係ないんですね。

ボー

ボーがまたかわいんですよね。
モーガン役のローリー・カルキンくんもキッレイなお顔してます。
てかマコーレー・カルキンさんの幼い頃に似すぎです。
さすが兄弟。

あ、そうそう。
ボーですよ。
ボーがね、よかったですよね。
発言がとってもかわいらしいです。

「水が汚染されてる」とか、
グラハムが亡くなった妻に話かけるのを見て、ママは何か答えるか、と聞いて答えないと言われた時の「私にも答えないわ」とか、
グラハムからなぜ水が入ったコップをあちこち置いてるか聞かれて「モーガンが飲んだからアメーバが入って飲めない」とか、
ミステリーサークルは30代のモテないバカがやったと言うメリルに「なぜモテないの?」とか。

クスッとするような事を言うので見てる方は緊張が和らぐんですよね。
すごくぽやぽやしてるのにどこか大人っぽくて余裕がある感じもよかったですね。


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あの名曲はここから産まれた

禁止していたテレビを皆で見ることになったグラハム達。
いつの間にか子供たちはすっかり寝入ってしまい、ソファーで会話をするグラハムとメリル。
テレビでUFOがメキシコ上空に現れた衝撃映像を目の当たりにしたメリルは、世界の終わりかもしれないと怯えます。
そして二人は奇跡について話をします。

グラハム「人間は二つのグループに分けられる。起こった出来事を奇跡と捉えるか、ただの幸運と捉えるか。お前はどっちだ?」

グラハムからの質問に「奇跡はある」と答え、パーティーでの出来事を話すメリル。

メリル「ランダといい感じになりキスしようとしたら口にガムが入っていたから、後ろにある紙コップにガムを捨てて振り返ったら、なんと彼女はゲロを吐いていた。そのとき“これこそ奇跡だ!”と思った。そのままキスして吐かれてたら一生心の傷となって立ち直れなかった

一生心の傷て(笑)

まぁそうですよね。
ちゅーしてる最中にゲロなんか吐かれたらそりゃあ…

ん?

ちゅーしてるときゲロ…

ゲロ…ちゅー…

ゲロちゅーやないかい

今見返したら必ずみなさんが思うであろう部分。
あの名曲のルーツはこの作品だったんですね!(多分違う)

レイ・レディ

今作では監督のM・ナイト・シャマランさんがレイ・レディ役で出演してらっしゃいましたね。

グラハムの妻を轢いて殺害してしまったレイ・レディ。
そのレイ・レディから突然電話がくるもすぐに切れてしまい、グラハムは慌ててレイ・レディの家へ。
呼び鈴を鳴らすも出てこず、ふと振り返ると車の中にレイ・レディが。

グラハムは車の窓に手をつき、レイ・レディに話しかけます。

レイ・レディは半年もの間電話できずにいたが、突然奴らが押し入ってきたときこの番号しか思い浮かばずかけてしまった、と話します。
そして事故当時の話をします。

「居眠り運転なんてしたことないのに、奥さんの横を通り過ぎるほんの15秒だけひどい睡魔に襲われた。あれは運命だった。自分のせいであなたは信仰を捨てた。謝っても謝りきれない」

と謝罪します。
そしてエンジンをかけるレイ・レディ

レイ・レディ「貯蔵室に一匹閉じ込めてある。開けないで」



ブゥゥゥゥゥゥウウウウウウウウウウンンンンッッッッ!!!!!!


そう言うと突如レイ・レディのデカイSUVが急発進。
















モーガン「あっっっっっっっっっっっぶなぁぁぁぁあっっっっっっっっ!!!!!!!!!!!!!!

おまっ!!
おまえ今轢きかけたぞっ!!!!
おまえ反省しとらんなぁぁぁぁっっっっっっっっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

最後の晩餐

グラハムはレイ・レディから「奴らは水が嫌いなんだ」と聞き、家族に水辺に逃げようと提案するも、皆から反対され家に籠城することに。

侵入されないよう準備をしながら、最後の晩餐を楽しもうと、それぞれが食べたいものを言い合います。

ボー「スパゲティがいい」

モーガン「フレンチトーストとマッシュポテト」

メリル「チキンテリヤキィィ」

グラハム「いいな。いいチョイスだ。俺はベーコンたっぷりチーズバーガーだ」

そして皆で最後の晩餐を始めます。

ところが、祈りを捧げようとするモーガンに、絶対に祈りは捧げないと頑なに拒むグラハム。

モーガン「パパなんか嫌いだ。ママを死なせた」

グラハム「嫌いでいいよーだ。お前たち食わないなら俺が全部食ってやっかんなっ!オラッッ!!!」

そう言うとグラハムはおもむろにモーガンのフレンチトーストを強奪し貪ります。
そして漢泣き。
モーガンも泣きながらグラハムに抱き着き、ボーもやってきて、皆で泣きながら熱く抱きしめ合います。

チキンテリヤキィ早く食べたいなぁと思ってたメリルも強引に抱き寄せられます。

皆が抱き合う心温まるシーンですね。

そのとき、モーガンのベイビーモニターから








ポオオオオオオォォォォォォォォォォォォ…カロロッ…

ファァァァァァァアアアアアアアアアアアアアア



と宇宙人の声が。



グラハム「いよいよだ」




















メリル「待って待って!!!!チキンテリヤキは!?まだチキンテリヤキ食べてないよっっっ!?ねぇっっ!!」

宇宙人さぁ…

そして、ついに宇宙人が家の中に押し入ってきます。

ごっついUFOで地球にやってきて、あっという間に精巧なミステリーサークルをあちこちに作り、メリルが猛ダッシュで追いかけても追いつけない程素早く動き、3メートルの高さの屋根に一瞬で飛び乗り、体の色を変え、手首から毒ガスを放つ宇宙人ですが…




















地下の扉一つ開けられません。




しまいには




水に弱い



ときたもんだ。ははっ。

君たちは一体何を偵察していたんだい?

あんなごっついUFOでどっから来たか知らんけど、地球まで来られる技術を持ちながら

事前に偵察してミステリーサークルで仲間に“サイン”まで送っときながら



弱点となる水の有無は調べなかったのかい?



おっちょこちょいなのかな?
そういうおっちょこちょいなところがまたギャップで萌えぇぇぇ~

って思っとけばいいのかな?


ドアの下から手カサカサってしたから、驚いたグラハムに包丁で指スパッて切り落とされて

「ぎゃぁぁぁぁああああ!!!!!」

よわぁ。

水かけられて

「ぎゃぁぁぁぁああああ!!!!!」

よわぁ。

メリルのバットでフルボッコて
よわぁ。

もうね、かわいそう。
メリルが悪者に見えるくらいかわいそう。

そんなバットに負けちゃうようだったら最初から人間を食料になんかできなかったよ。
だってアメリカの人たち大体銃持ってんだから。

水がどうとか最早関係ないのよ。

グラハム達がたまたま銃持ってなかったから良かったものの、他の地域の宇宙人はたぶん普通に撃たれて死んだでしょうね。
バットでボコられて死んじゃうくらいですから。

まぁ銃無くても包丁あれば大丈夫なんですけどね。


すべては運命だったのか

ボーが昔から水に神経質だったのは、宇宙人に水を浴びせるためだったのか。
モーガンが喘息だったのは、発作で軌道を狭くし、毒ガスを吸わないようするためだったのか。
メリルが“とにかくバットを振らなきゃ”と昔からバットぶん回してたのは、宇宙人をボコるためだったのか。
それまで一度も居眠り運転などしたことがなかったレイ・レディが、グラハムの妻の横を通り過ぎるほんの15秒程の時間、突然睡魔に襲われ、グラハムの妻を轢いてしまったのも運命だったのか。
グラハムの妻が事故に遭い、上半身と下半身がほぼ切断されてもなお生きており、痛みも感じず、グラハムが到着するまで生きていたのは、大事なことを伝えるためだったのか。

全てがただの偶然のようで、どこか運命のようにも感じられる出来事です。
ただ、それが偶然なのか運命なのかは誰にもわかりません。

グラハムがメリルとの会話で言っていましたね。

運命と捉えるか偶然と捉えるかは人それぞれだと。

牧師である自分の妻が居眠り運転で亡くなってしまい、神はいないと一度は信仰を捨ててしまったグラハム。
すべてはただの出来事にすぎないと悲観的になっていましたが、宇宙人襲来という出来事を通して、やはり全て運命だと思えたのでしょう。
ラストシーンでは、モーガン、ボー、メリルが元気に笑い合う中、グラハムがキャソックに着替えて準備しており、再び牧師となり信仰を取り戻したことがわかるシーンで幕を閉じました。
いいラストでしたね。

科学でなんでも証明しようとする現代ですが、誰しも生きていれば「これはもしかして運命?」と思えるような出来事の一つや二つ、経験があるのではないでしょうか。

それが運命だったのか、単なる偶然だったのかは誰にもわかりません。
ただ、それをどう捉えるかは我々次第なのでしょう。

まとめ

今回のき的感想、いかがだったでしょうか。
最近何かとUFOのニュースを見る気がするのですが、私だけでしょうか?
長い間議論されている“宇宙人がいるかいないか論争”。
私は“宇宙人はいる派”で、昔から宇宙人ネタが大好きだったのですが、最近はほとんど熱が冷めてしまっております。

だっていつまで経っても現れないじゃないですか!

やれ宇宙人だのUFOだのって映像は無限にあるけど、

あ、もうこれ完全に宇宙人いるじゃん

みたいなのって絶対ないじゃないですか?
結局いるのかどうかよくわかんない、みたいな。
私が死ぬまでに“宇宙人が確実に存在する”と判明する日は来ないと思っております。(なんの話してんだ)

というわけで、今回も最後まで読んでいただきありがとうございました^^
それではまた!

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