【考察】映画『インサイド』イェェェエエ!アイラブチキンッ!!フゥー!!【ネタバレあり】

マンションの写真

みなさんどうもこんにちは!チキン大好き、きです!

今回はウィレム・デフォーさん主演、2023年公開の映画『インサイド』の感想を綴っていきたいと思います。
『インサイドヘッド』ではありませんのでご注意ください。

今回のき的評価は2点です!
完全に見る人を選ぶ映画でした!
そして私には刺さりませんでした!笑


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目次

あらすじ

ペントハウスへ美術品強盗に侵入したニモ(ウィレム・デフォー)は、警備システムの誤作動により脱出に失敗し、室内に閉じ込められてしまう。
無線で仲間に呼びかけるも応答が無く、室内には外部との通信手段も無い。
空調システムの不具合により密閉された空間で暖房が作動し室温はどんどん上がっていく。
脱出を試みるニモだったが、なかなか出られず時間ばかり過ぎていく。
そして、時間の経過と共に、次第にニモに異変が現れる…。


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キャストなど

キャスト
 ウィレム・デフォー
 ジーン・ベルヴォーツ
 エリザ・スチュイック

監督
 ヴァシリス・カツォーピス

脚本
 ベン・ホプキンス
 ヴァシリス・カツォーピス

上映時間
 105分

ジャンル
 サスペンス


まだ見ていない人へのき的おすすめポイント

主演のウィレム・デフォーさん、有名な方ですよね。
スパイダーマンとかに出てらっしゃる人。
そして過去に『インサイド・マン』という映画に出演されていて、『ファインディング・ニモ』にも声優として出演してらっしゃるみたいです(笑)

そんなウィレムさんが“ニモ”という役で出演されてる『インサイド』ですが、
ウィレムさんの演技がもうすごいことすごいこと。
ハリウッドスターは表現力がすんごいですね。
好きか嫌いかは別として、演技はすごかったです。
私は好きじゃなかったけど(好きじゃないんかい)

そして最初にも言いましたが、今作は完全に見る人を選ぶ作品です
サスペンスにありがちな「結局どういうこと?」系の映画です
見た人にじっくり考察させる系の映画で、答えがあるのかもよくわからない系の映画です。
そういった映画系が好きな方系には、おすすめできる系の映画系です。



それでは、ここからネタバレありの考察を綴っていきたいと思います。
まだ映画ご視聴前の方はご注意下さい。

ちなみにこの記事執筆の時点では、この作品は製品化されておらず、“ネットフリックス”と“アップルTV”でしか見られないみたいです。

ネタバレ考察 ※これ以降ネタバレを含みます












ニモは精神的におかしくなっていく。
火災警報器を鳴らしても誰も現れず。
室内にある物で天窓に届くタワーを作り上げ、なんとか天窓を外す。
室内にはニモの姿は無く、窓枠には影が。
ニモが脱出したと思われる演出で終わる、というラストでした。

以下ネタバレあれの考察を綴っていきたいと思います。

来ました

ついに来ました。
このブログを始めてから記念すべき一発目の



さっぱり意味がわからない系映画。



私が最も苦手なタイプの映画です。
私はこの手の映画が全く理解できません。
理解できないというのは、「なんでこんなもの作るのかわけわかんないよ」ということではなく「この映画がどういう意味だったのかわからない」という意味です。

私のネチョネチョの脳みそじゃ全く理解できない…😢


わからないわからないわからない…

全然わからないんっっっ!!!

全然意味がわからないよぉぉぉぉぉおおおおおおお!!!!!!!!




ということで、今作は考察しがいのある映画ですので、さっぱりわからないなりに、私なりの考察をしていきたいと思います。
考察メインです。

コイツ何わけわからないこと言ってんだ?

と思わせてしまったらごめんなさい。
でも

私がわけわからないこと言ってるのはいつもです。

おかしい点その1 セキュリティ

ヘリでダイナミックに強盗に入るニモ。
入る際は仲間がヘリから鍵を開錠し侵入。
ニモはすぐさま警備セキュリティを解除します。
タイマーで7分計って、芸術品をスピーディーに回収。
さぁ出るぞってタイミングで、仲間の指示通り警備セキュリティの作動コードを入力。
すると、無線の向こうから

「しまった!」

的な仲間の声。
突如けたたましく警報が鳴り響き、セキュリティが作動。
重たい窓がガシャァァアアン!と閉まり、室内に閉じ込められてしまうニモ。

この警備システム、おかしいと思いませんでした?
入るときは問題なかったのに、何故か出るときにセキュリティが発動します。
入るとき大丈夫なら出る時も大丈夫なはずじゃないですか?
そもそも入らせないためのセキュリティなんで、入られた時点でセキュリティとしてもうダメなんですよ。

それに入るとき警備システム解除してるんで、出るときもう一回作動させる意味なくないですか?
だって家主が帰ってきたら、部屋の状態見てすぐに

「泥棒入ってもうてるやないかい」

て気づくんですから。

わざわざ警備システム作動させて何事もない風を装っても、ほんの数分発覚を遅らせる程度です。
その数分に大して意味は無いはずです。

作動したセキュリティは、すさまじい警報音と照明でした。
ところがいつまで経っても誰も来ず、やむことのない警報。

全然詳しくないのであくまでイメージなんですけど、こういうセキュリティって、警報鳴らすなら侵入するタイミングだと思うんですよね。
音でビビらせて追い出す為に。
それに閉じ込めるならあんな警報や照明、必要ないと思うんですよね。
閉じ込めてるのに警報や照明を点滅させ続けるなんて、まるで何かを捕まえて苦しむのを楽しんでるようです。

更におかしいのが、いつまで経っても誰も来ないんですよ。
あんだけ豪快に警報鳴らしておいて、だーれも来ません。
誰も来ないどころか、マンションの受付含め誰も侵入に気づいていない。

どう考えてもおかしいです。

そして、強盗の一番のお目当てだった“シーレの自画像”が、本来あるべき場所に無い。
そこには別の絵が飾ってある。
これも不自然です。

まるで最初から盗みに来るのがわかってたかのよう…。


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おかしい点その2 空調

空調もおかしいです。
突然暖房がつきます。
室内の温度はじわじわと上がっていき、最終的には41度まで上がってました。
41度ってめちゃくちゃ暑いですよね。
つい最近までそれくらいの気温でしたのでわかりますよね。
そうなると当然水が飲みたくなるんですけど、何故か水が出ないんですよ。
蛇口は水出ないし、トイレも流せない。
なのに観葉植物のスプリンクラーは作動します。

そして、今度は冷房が作動。
室温はじわじわ下がっていき、やがて8度に。

と思ったらまた暖房。

おかしい…。

おかしい点その3 テレビ

テレビもおかしい。
普通のチャンネルは映像が乱れまくってます。
なのに、マンションの監視カメラの映像はキレイに映ります。

そもそも、マンションの監視カメラの映像が映るっておかしくないですか?
しかもカメラの映像は勝手に切り替わります。
あらゆる箇所に設置された監視カメラの映像が映るけど、カメラをこっちで切り替えることはできません。
監視カメラの映像を見る必要があるのなら、見たいカメラの映像に切り替えられないと意味ないですよね。
なのに切り替えることはできない。
なのにカメラの映像は映る。

おかしい点その4 ジャスミン

閉じ込められ何の楽しみもないニモは、監視カメラに映る人たちに名前をつけたりしゃべりかけたり、スケッチしたりします。
中でも清掃スタッフの女性にジャスミンと名前をつけて、大変気に入るんですけど。

ジャスミンもおかしいです。

一見ただの若い女性なんですけど。
ニモが閉じ込められた部屋の前でタバコを吸うんですよ。
そしてタバコの煙を掃除機で吸い取ります。
エレベーターに乗るときは制服に臭いがついてないか、襟元をクンカクンカして確認までします。

それって、タバコ吸ってるのを隠したいってことですよね。

でも物語の終盤で、タバコを吸いながらがっつり監視カメラを見てくるんですよ。

ジィィィィィィィィィィィって。

タバコ吸ってるのを隠したい人が、監視カメラの前でタバコ吸いますかね?
監視カメラに映ってるとわかってるのに。

おかしい点その5 缶詰

ニモは何日も閉じ込められ、室内のあらゆる食料を食べ尽くします。
その中に缶詰があるんですけど、何故か無いんですよ。
缶切りが。
キッチンの引き出しにはいぃぃぃっぱい調理道具が入ってるのに。
何故か缶切りだけが無い。
ニモが缶切りだけが無いことにブチ切れる気持ちもわかります。

缶切り持ってない人が缶詰買いますかね?

おかしい点その6 クローゼット

鍵がかかってるんですよ。
クローゼットに。

かけますか?
クローゼットに、鍵。

てか、あります?
クローゼットに、鍵。















うちはあります。(あるんかい)

嘘です。(嘘かい)
そんなものないです。

てかクローゼットもないです。(ないんかい)

嘘です。(嘘かい)


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そしてクローゼットをこじ開けると、普通にジャケットがかかってるだけなんですよ。
と思いきや、奥に謎の引き戸が。

引き戸を開けると、人一人がギリギリやっとこさ通れるくらいの通路が。

これ、太ったら終わりですよ。
太ったらもう通れなくなります。
それくらい狭い通路。

そして通路の突き当りの壁に謎の絵が。

ニモ「これが自画像か…」

そうなの?

なんでそんなとこにあんのよ。



すると突然ニモが



ガァァァァァ!!アァァアア!!アアアアアアアッ!!!


と叫んで逃げだします。
そして我に返り、再度確認に行きます。
すると奥に謎の空間。
そこには、台に横たわる謎のじいさん。

よく見るとシリコンみたいな素材でできたじいさんのレプリカ。
ペチンッ!!と叩くニモ(笑)

なんでそんなものが?
この空間は一体…?
しかも“シーレの自画像”の更に奥にその空間はあります。
一番高価なシーレの自画像を隠すための場所だったのかと思いきや、更に奥に謎のじいさんのレプリカ。

レプリカの胸には『天国と地獄の結婚』の詩画集。
そして詩画集に出てくる“三つの真実”。











“一つ、人より力持ちぃぃぃ~ん♪”





じゃなかった。



“一つ、魂と分離して存在する肉体はない、
二つ、活力だけが生命を持ちそれは肉体から生じる、
三つ、活力は永遠の喜びである”

つまり
活力って大事だよネ☆

ってことですかね。
ちょっとよくわかんないですけど。


これは、後にまた出てきます。
そして、エンドロール中もこの三つの真実を読み上げるニモの声が流れます。

なのでとても重要な内容なのだと思います。
ちょっとよくわかんないですけど。


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ニモは何日も閉じ込められ段々おかしくなっていきます。
そして夢を見ます。

それは家主が主催したパーティに行く夢。
夢の中で家主と会い、会話を交わします。
そして家主は集まった人たちに「マスベドの新作の展示会」であると告げます。
作品は“操り人形”で、「操り人形の逃げられない運命を象徴している、誰もが操り人形だ」と家主は言います。

これがなんだかすごく意味深に感じたんですよねぇ。

これはあくまでニモの夢なんですけど、ニモが頭のどこかで「自分は何かに操られているのでは」と思考し、それが夢という形で現れたのかもしれません。
そしてこのシーンは、視聴者へのメッセージでもあるんじゃないかと私は感じました。

“ニモは何かに操られてこの場に閉じ込められている”と。

三つの物

映画の冒頭で、ニモが昔“火事になったとき助出したいものを三つ挙げな”と言われたという話をします。
他の皆は「家族」とか言っていた中で、ニモは「“AC/DCのアルバム”、“猫”、“スケッチブック”」と答えた。
結局アルバムは人に貸したまま返って来ず、猫は死んだ。
だがスケッチブックは残ったという話。

そして物語の終盤、ニモはその話を持ち出しながら、「アートは残すものだ」と言い、家主へのメッセージを壁に残します。
「あんたに三つのものを壊さず残しておいた。部屋の中を壊してすまない。でも壊される必要があった。結局のところ、破壊なくして創造ナシなんだからネ☆」
と。(そんなポップじゃなかったろ)

ニモは部屋から脱出するため、部屋の中をめちゃくちゃにしながらも、バカみたいに高い天井の窓に届くように、家具やら何やらを積み上げて、デカいタワーを作り上げてました。

ニモが残した三つの物とは、壁に残した宗教染みた絵、家具や外したナットで作った宗教染みた祭壇、そして…















浴槽にモリモリ積み上げられたう〇ち。(きたないから)









ではなく、あのタワーのことでしょうか。

実際のところ、具体的にどの三つというよりも、ニモが過ごしたあの部屋そのものが、もはやアートと呼べる状態になってたように感じました。


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き的結論

以上、いろいろと述べてきましたが。
私が最終的に出した結論は、こうです。

金持ちで芸術が大好きな家主は、ペントハウスという、通常なら快適な生活がおくれる贅沢な場所で、極限状態に追い詰められた人間がどうなるのかを観察するため、ペントハウスにニモを閉じ込め、ニモの様子やニモによって変えられていく部屋を芸術として楽しんだ。

まず、ペントハウスの家主はニモが盗みに入ることを何らかの方法で知った。
ニモの仲間の裏切りなのか、仲間も知らなかったのか。

そしてニモをペントハウスに閉じ込めた。
閉じ込めるのが目的なので、入れても出られないようにした。
そして警備員やジャスミンもグルのため、警備システムが作動しても誰も来なかった。
ジャスミンはニモに見られていることを知っていた。

極限状態に追い詰められたニモがすぐに死なないように、室内のものを工夫した。
水はスプリンクラーで補えるようにし、食料もしばらくは生きられるくらいの量を用意した。
缶詰は置いておくけど缶切りは備えなかった。

室温やテレビなども、意図的に操作されていた。

電話やパソコンも使えないようにした。

どこかで様子を観察していたため、家主はいつまで経っても戻らなかった。




私はこういうオチだったのかなと捉えました。
ただ、真意は不明です。
なぜなら、すべてただの偶然と捉えることもできるからです。

警備システムは本当に誤作動だった。
あまり生活感の無い部屋だったため、家主は長期出張が多く、壊れた水道もそのままにしていた。
仲間が入手していたシーレの自画像の情報は古いものだった。
たまたま缶切りを切らしていた。(消耗品かよ)

んー。
それにしてもやっぱり不自然ですよね。

なので私は
“変態芸術マニアの計画だった”んじゃないかなーと思います。

こういう考察系の映画はいろんな捉え方ができて楽しいですよね。
考察系映画ならではの魅力じゃないかなと思います。

何かの策略で部屋に閉じ込められてしまった男の物語なのか、
運悪く閉じ込められた男が繰り広げる、サバイバルや心境の変化を描いた芸術映画なのか。

まぁ何にしても、盗みに入ったニモが悪いので自業自得ですよネ☆

ラストシーン

最後にラストシーンについての私の考えを聞いてほしいです。

努力の結果、ニモはついに天井の窓を外すことに成功します。
そしてラストシーン。
外れた窓枠に動く人影が。
その後エンドロール。

恐らくニモは窓枠をよじ登り、ついに部屋の外に出られたのでしょう。
その後、助かったのかどうかは見た人の想像におまかせしますエンドでした。

ただ、私が思ったのは







窓枠、よじ登るの無理じゃない?



ということ。
窓枠は結構な幅で、普通に手を伸ばしても手は外に出なさそうなくらい幅がありました。
そして窓枠はコンクリートっぽい素材で、つるっつる。
掴むとこや手をひっかけられそうな部分なんかありません。
高さ的にも、机あと一つくらい足さないと外には出られなさそうな高さ。

侵入直後の元気いっぱいだった頃のニモなら、なんとか腕を突っ張り棒みたいにして登れたかもしれませんが、あんなに体力を消耗してよろよろで足を骨折したニモに、あの窓枠をよじ登れたとはとても思えません。

映画的には、ニモは外に出た、そしてその後どうなったかは視聴者の想像しだいだよ

って感じなんでしょうけど、

どう考えてもあの状態のニモが外に出るのは無理です。

なので、私は

ニモは外に出ていない

と思います。
その方が自然です。
あれは絶対に登れません。
あれを登れるのは





年末のSASUKEに出てくる人たちくらいです。



きっとニモはまだあの部屋にいます。

天窓を外せたものの出ることができなかったニモは、あの部屋で…


















イイェェェェェエエエエエエエエエエエエッ!!
チキンッ!!チキンッフゥゥゥゥゥウウウウウッ!!!
アイラブチキンッ!!!!
フゥゥゥゥゥウウウウウッッッ!!!!!!!




とブルガリアジョークをかましてるでしょう。(それはない)


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まとめ

今回のき的考察、いかがだったでしょうか。

き的には答えは無いと思っておりますので、見た人の数だけこの映画のとらえ方があるのかなと思います。

みなさんペントハウスに強盗に入るときは、スマホは忘れないようにしましょうネ☆

今回も最後まで読んでいただいてありがとうございました^^
それではまた!

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